【紹介】動物好きでも、そうでなくてもおすすめの舞台
今回観た「戦火の馬」はナショナルシアターライブという英国ナショナル・シアターが世界で観られるべき傑作舞台を各映画館で上映する画期的なプロジェクトで、2009年に第一弾が上映され、日本では2014年に初上陸したものだとか。恥ずかしながら、その存在(NTL)を露ほども知りませんでした。田舎にいたからと言う言い訳もありますが、それだけ情報に対するアンテナが低かったのだと思います。ここ最近のスタイルかと思っていた映画館での配信スタイルが、十年以上前には既に始まっていた。。。素直にすごいなと思いました。
キャパ的には100人くらいの席数、それが最前列まで満席。一瞬、エヴァの会場かと勘違いしたと焦ったほどです。上映日までは3日間くらいしか間がなかったのに、その間に満席になったという事です。口コミで広がったのかどうかはわかりませんが、ここでかなり作品に対する期待値が上がりました。
軍人の描くイラストがバックスクリーンにアニメーションでリンクする形でどんどん描かれ、そこへ鳥が飛んできたり、主人公である馬が登場します。
この先、もし映画館でこの作品を鑑賞する人がいましたら、本当にぜひぜひ、観てほしいです。ちょっと遠いですが名古屋で4月上旬まで上映されているそうです。(東京はもう上映が終わってしまいました)あとネタバレ大丈夫な人はウィキペディアのあらすじ見てもいいと思いますが、個人的にはまっさらな何も情報がない状態で観てほしいです。充分楽しめます。
そして、アルバートの父親テッドがまた兄に見栄を張って、ある賭けをします。
幕間にはちゃんと休憩が設けられているのですが、二幕が始まる前に、原作者やプロデューサーへの方のインタビューと舞台裏が見られるメイキングシーンもあり、作品がどのようにして作られたのかより感じられて楽しいです。個人的にはメイキングの照明演出についてのコメントがすごく勉強になりました。最初の牧場のシーンは暖かな自然光を再現するため、高い位置からの照明にして、戦場のシーンは緊迫感を出すために、低い位置から照らしたり、という工夫があることなど。メイキング観るのは元々好きなので、そういうのも観られたのは嬉しかったです。
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